日々感じたことをさらりとゆるりと綴る場所。


by hibi_kirakira

空間の隙間

ご飯を外に食べに行く楽しみは、
味だけでなく、その内装や佇まい、空気を見られることです。
こればっかりはデリバリーできないものですから。
或いは、それらを含めての味わいとも。

こちらは都内某所の蕎麦屋さん。
そばを打つ場所の隅にあしらわれていた花です。
器や家具にこだわる品のいいところはたくさんあれど、
こういう場所(粉っぽいところというか作業場のようなところ)の見え方、見せ方の品性は男性の店主にはなかなかないものです。

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とかく、味も器も抜群にいい。
出し巻き卵とふろふき大根に箸をのばしつつ、
蕎麦を待つ時間は、大人になったかしらと思わせてくれます。


時にお腹が空いてなくとも、喉が渇いてなくとも、
ある一定の穏やかな空間を求めることがあります。

ここは渋谷という街にありながら、とても静かな路地にあり、
スコーンやパウンドケーキがカウンターに並んでいるので、いつでもほのかに香ばしいのです。
そんなカウンターに生けられた枝もののシルエットが抜群に格好のよかったこと。

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個人的にはコーヒーよりもここは紅茶が抜群においしい。
(私はあまり紅茶を頼まないのだけれど)


そうやって空間の隙間を探すのが、ささやかな趣味です。
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# by hibi_kirakira | 2012-02-29 21:39 | life

小さな旅を

暦も春になったころ、
突然行き先を告げられて、小旅行へ。

旅路は短いけれど、幾度も通った道なのだけれど、
現地に着くまでは、ふわっと地面から2㎝くらい浮いているような心地でした。


少し緑を帯びた青い絨毯。
まるでお寺の鐘のようにどっしりと悠然とつるされた照明。
囲むというよりは、集うといったような配置の椅子たち。

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小さなガジュマルの鉢植えと主張しない茶器。
ガジュマルは幸福をもらたす精霊が宿る木と言われているのだそう。
幸せを呼ぶ木、幸せを見守る木、とも。
花言葉は「健康」。

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動作として特別なことは何もしていないのだけれど、
空間が研ぎすまされると、時間はとてつもなく優雅なものになるのですね。


食事は生のピアノ演奏を聴きながら、深い呼吸と合わせるようにひと皿ひと皿を楽しみました。
(歌詞は英語だし普段聴かない音楽でまるでわからないのだけれど)


高級とか上質とか、感ずるところは人それぞれだと思うのですが、
私にとってのそれは「心地よさ」にあるのだと思います。

権威的であったり、希少なことも、
高級な要素になるのでしょうが、そこには少し背伸びや緊張が必要になってきます。
(或いは私自身がまだまだ青二才ゆえ、それを身近に感ずるには早すぎるのでしょう。)

ともあれ、本当に上質を味わえる瞬間とは、
自分の感覚が素直に反応できることなのではないでしょうか。


旅の仕方に幅が出てくる予感がします。
無論、いい予感です。
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# by hibi_kirakira | 2012-02-19 00:35 | travel

日曜日の午後


いいカフェに出会いました。

古いマンションの一室に、しっとりとした灯りと枯れ枝のリースが無造作に。
エントランスには、暮らしの手帖のバックナンバーが積まれていました。

所々に本があって、「読んでいいですよ」というわけでもなく、
「触ってはいけません」というわけでもなく、独特の置き方です。

たっぷりのカフェオレと
小さなスクエア状のチーズケーキとお酒の効いたチョコレートケーキ。
すごく好き。
量感とかフォークの大きさとか、記憶に残る絶妙感。

手にした本の装幀が葛西薫さんだったり山口信博さんだったり。

BGMはジャズもあり、バロック調もあり、いろいろだったけれど、
ボリュームや音の具合がコーヒーと人を妨げなくて、
いるときはそんなことにも気づかないほどの気配でした。

店主の方も穏やかで、丁寧で、
帰りは寒いのにドアの外にまで出て、ずっと見送ってくださいました。
きっとまた来ます、と心に思いました。


なんといったらいいのかわからないけれど、
私はとても心地よかったということです。
写真はありません。
その空間に酔っていたのかもしれません。


コーヒーと少しの甘いものと本。


ああ、なんだか旅をしたくなりました。
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# by hibi_kirakira | 2012-01-30 23:14 | life

謹賀新年

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2012年が始まりました。
写真の富士はいつぞや新幹線の中から撮ったものです。
裾野までしっかり入る瞬間はかなり短時間で、狙わないとすぐに通りすぎてしまします。

どんな出会いも「その瞬間」というのは僅かなことで、
捉えることの難しいものなのかもしれません。

「あっ、おいしい」とか「あっ、すてき」とか、
その「あっ!」という瞬間を大切に慈しむ1年でありたいと思います。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
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# by hibi_kirakira | 2012-01-04 13:02 | life

神戸/たべもの

神戸でよく通ったといえば、cafe&bar anthem。

乙女で雑貨的なカフェが多い神戸だけれど、
個人的には少し無骨でかわいげに欠けるくらいの方が落ち着きます。
こちらのオーナーは男性で、
内装はアンティークスタミゼの吉田さん。
媚びずに背伸びせずに、その場所に佇んでる感じ。
垂水と元町の系列店にも行って、結局3食こちらのお店でお世話になりました。
写真は元町のcaldo。
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またことあるごとに通ったのは大阪grafの2階にあるfudo。
季節とか温度とか、食の喜びを教えてくれる場所です。
写真は、バナナジュース。
奥に並ぶは、じゃがいも。
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結局のところ、私の「おいしい」記憶は、
味だけではなく、そこにいる人や椅子の座り心地や食器の口当たりなどが、
かなりの割合を占めているようです。
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# by hibi_kirakira | 2011-12-27 18:27 | travel

神戸/夕暮れ

神戸の空は見ていて飽きない。

住んでいるときからそう思っていましたが、
久々に来てもまた、同じことを感じました。

おそらくは山と海が非常に接近しているその地形にあると思うのですが、
雲の流れ、形、空のグラデーションは、
都市部にいながらも非常に近く、強く迫っています。


おなじみのハーバーランドを望む景色。
夜景の印象が強い海沿いですが、ライティング一歩手前の時間に、
シルエットが作るチャコールの矩形もまた良いものです。
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神戸といえば、パン。
私が食べ歩いた中で一番大好きなのは、ブランジュリ ラ リュンヌ
主は若い女性です。
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この木の自動ドアの趣きがとても好き。
ペストリーや惣菜パンもたくさんあるけれど、
私は普通のパン・ド・ミや雑穀パンをよく買っていました。
お酒を飲みながらここのパンだけかじる、という夜もありましたっけ。


そんな夕暮れの神戸のこと。
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# by hibi_kirakira | 2011-12-23 00:12 | travel

友人たちの展示

友人の展示をふたつ見ました。

ひとつは原宿ROCKETで『ヘソのごま』展。
http://www.rocket-jp.com/
hesoというグループのひとりの子が、
彼女は予備校時代によく隣の席になった友人なのです。
身長は私と同じでちびっ子なのに、
ママと妻をこなしながらも発するパワーは脱帽もの。
2月に10年ぶりに再会したのだけれど、
互いに変わることなく、ケラケラ笑い合えたのが、びっくりしました。
あの1年がいかに濃密だったか。

最後に山フーズさん作のお菓子を購入。
http://yamafood.blogspot.com/
なんと名前が「ごまがし」!!!洒落てます。


もうひとつは目白の鬼子母神での手創り市。
http://www.tezukuriichi.com/home.html
こちらは大学時代のゼミ仲間が出展していました。
油絵科の子(初対面)も一緒に出していたのだけれど、
ふたりとも、本当に美しい手作業をする子です。
入れてくれた封筒も手づくりで、
それは展覧会のDMなどで作られているのだけれど、
その作り方にも繊細な心意気がにじみ出ています。

時を経ての友人たちに、
こうして展示などで会う機会ができるのはとても嬉しいこと。
おしゃべりばかりして、本人たちには迷惑がられているやもしれませんが、
会場に行くまでのワクワク、着いてからのドキドキはたまりません。

※なんだかリンクがうまくはれません…。
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# by hibi_kirakira | 2011-11-27 23:34 | exhibition

ごはんのじかん

ごはんを共にする人がいるということは、
とてつもなくしあわせなことです。

仕事で時間が合わなかったり、喧嘩したり、
理由はいろいろあるけれど、
やっぱりごはんは誰かと一緒に食べる方がいい。
できれば、そこに少しでも人の手が加わっているといい。

1日3回もそんな機会のある人間なのだから、
ただ食べる、お腹を膨らますだけでなく、
誰と食べるか、どんな空間で食べるか、
そして何をおしゃべりしようか、考えるだけでも人生は相当楽しいものです。
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# by hibi_kirakira | 2011-11-26 00:06 | food

日常に漂う香り

一時期、香水を集めていました。
着る服やその日の天気、気分、会う人に合わせて、
香りを身にまとう楽しみを少しずつ開拓してみていたのです。

まとう。

私はこの日本語のニュアンスがとても好きです。
気持ちが上を向いて、背筋がきりっとして、
強い意志を持って立てるような言葉。

しかし、今はそれが少し重たくなってしまいました。
時々はいいのだけれど、もう少し空気を含んでいて、軽やかでいたい。

そんなときにふと、
玄関先で役割を果たしたサンタマリアノッベッラのポプリの上に
普段身につけるアクセサリーを置いてみました。

開封した瞬間はとても強くスパイシーでエキゾチックな香りを放っているのですが、
完全に湿り気が飛んでいるので、
香りが届くまでにわずかな時間を要します。

それがアクセサリーに移ると、
身につけているときどきにふわっと香るのです。

まとう、とは違うけれど、
漂わせる、という身につけ方が、
今の自分には身の丈にあっているような気がしています。

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# by hibi_kirakira | 2011-11-04 15:36 | life

念願のもみじ市

10月中旬とは思えぬ陽射しをと暑さの中、
ずっとずっと行ってみたかったもみじ市へ。
http://momijiichi.com/

多摩地区で育ったのに、
多摩川はほとんど行ったことがなかったのだけれど、
とても長閑でのんびりとしたところでした。

暑かったけれど、やはり収まる風景は秋。
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作家さんと直接お話しながらお買い物できるって、
普通にお買い物するのとは気分が違って、
少し緊張、そしてワクワク倍増です。

河川敷で多摩川とそれを渡る京王線のシルエットを眺めながら、
野菜プレートと黒無花果とコショウのパウンドケーキをつまんで休憩。

珍しく、色彩美しい野菜たち。
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この後、表参道へ移動してアヌトゥオミネンの展示「ブルー」と
国連大学前のファーマーズマーケットにも寄ったので、
作品の色と自然の色で、目が随分と満足した1日でした。
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# by hibi_kirakira | 2011-10-18 10:03 | life

京に1泊

紅葉には早かったけれど、秋の京都へ行ってきました。
まずは貴船神社。
叡山電鉄にゆらゆらと乗ると、次第に青々とした山の中へ。
空気が軽くて、光はまぶしくて、
歩くと少し汗ばむくらいの陽気が気持ちよかったです。
これは2種の木がひとつになった珍しい木。
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そして、一乗寺に戻って、恵文社。
くたびれて、KAFE工船。
なんと金沢で行きそびれた辻和美さんのギャラリーとなっていて、
贅沢にも彼女のグラスでコーヒーフロートをいただきました。
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晩ご飯は、大好きな先輩夫婦と一緒に町家でイタリアンを。
citronのレモンクッキーのお土産までいただいてしまって。

翌朝は、やっぱりイノダコーヒーのモーニング!
コーヒーはあらかじめミルクとお砂糖入りになっていました。
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龍安寺は石庭もいいのだけれど、鏡のような池がまたすてき。
時間が贅沢に過ぎてゆきます。
ちょうど風もなく、暑いくらいの陽射しで、写る雲はまるで夏のよう。
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モリカゲシャツで細かな水玉のシャツに心打たれて(でも我慢)、
efishで鴨川から吹く風にぼんやりして(カレーを半分とバナナジュース。美味。)、
今西軒のつぶあんおはぎをぱくりとして(しっかり甘くって、疲れた身体にしみる)、
グッドデザイン賞を受賞したばかりのANTEROOMへ。
学生寮をリノベーションしたホテルです。
ここで菱川先生の写真展をみつつ、ロビー見学。
喫煙ルームの取っ手がスケボーの車輪になってました。
次はここに泊まりたいねーといいながら、帰路。
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# by hibi_kirakira | 2011-10-11 22:30 | travel

Tokyo Night

女の子たちとワイワイ、リムジンドライブしてきました。
ほんのりシックにドレスアップして、まずはシャンパンで乾杯。
新宿から青山へ抜けるころに、
バースデーケーキの蝋燭を消し、みんなでつつき合って、
食べ終わるころには、東京タワーに到着。

この日もしっかり節電モードな東京タワーでしたが、
足元から見上げるのはやっぱり圧巻!
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こんな夜の楽しみ方もあるのですね。
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# by hibi_kirakira | 2011-09-29 22:00 | life

クレマチスの丘へ

静岡県三島にあるクレマチスの丘に行ってきました。
美術館やレストラン、庭園が一帯になっている場所で、
その中のにあるIZU PHOTO MUSEUMの内装設計を杉本博司氏が手がけていると聞いて、
これは一度行かなくては!と。

ちょうど、野口里佳さんの展示がやっていたのも嬉しい。
彼女の作品を見るのは、2年前に国立新美術館で見て以来。
杉本さんのストイックな空間に、よく馴染んでいました。
写真のことは詳しくないけれど、
撮りたくて撮っているという空気が伝わってきました。
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そして広大な庭園の中に贅沢に広がるヴァンジ庭園彫刻美術館。
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カラーの彫刻は特に表情が柔らかく、絵本のような風合いも感じました。
小さなこどもが見ても、楽しめるのではないかしら。

写真を撮り忘れてしまったのだけれど、
ここのレストランはかなり美味しかったです。
近郊で取れた野菜や魚介を使っているそうなのだけれど、
野菜がしっかり甘くて、火を通してもプリプリしていました。

都内からでも日帰りで行けてしまうので、
のんびりしたい休日にぜひ。
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# by hibi_kirakira | 2011-09-21 12:53 | exhibition

充実のあさごはん

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ずっと行きたいと思っていたCLASKAのモーニングに行ってきました。
和食もあったのだけれど、俄然この絵図に憧れてしまいました。

まず運ばれてきたのは、ルバーブとママレードのジャムとバター。
実はママレードって苦手で、うーんと思っていたのだけれど、
ここのジャムはさらっとした甘さで、ほのかな苦みの良さがよく分かりました。

ふわとろのオムレツ、肉厚のベーコン、
バターたっぷりのふわっふわのクロワッサン、オレンジジュース。
最後にはビターな珈琲。ミルクは熱々にスチームされて、もうそれはそれは完璧すぎました。
雨上がりの陽射しが、目黒通りから差し込んで、
優しい日曜日の朝になったのでした。

満腹のお腹を抱えて観たstarnetの展示では、
馬場さんの素直でまっすぐな言葉がしみました。
そして、少しの嫉妬も交えて。

素敵な花器や草木染めのストールに思いを寄せて、
(でも、ぐっとこらえて。今は先のことをみなくてはね)
学大を後にしました。
マッターホーンは満腹すぎて行けず。
ろみさんのジャムやクッキーも次回のお楽しみです。
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# by hibi_kirakira | 2011-09-05 16:47 | food

高山なおみさんのことば

元気が欲しいとき、素直な言葉が欲しいとき、
私は決まって高山なおみさんの本、『日々ごはん』を読みます。

小説でもなく、ごはんと暮らしの日記。
どこのページを開いても、高山さんの美味しく瑞々しく
正直でまっすぐな日常が広がります。
住まいが吉祥寺でいらっしゃるので、
個人的にも慣れ親しみのある街だし、その様子がみてとるように分かるのも、
じんわりしみ込んでくる理由かもしれません。

インスタントラーメンも食べるし、
デパ地下も行くけれど、
季節や食材の張りや艶も大切にして、
とにかくごはんを、生活を全身で楽しんでいらっしゃるのが、
本当によく伝わってくる文章なのです。

文章もごはんもきっと同じように、
すっと素直に入ってくるのがいいのでしょうね。
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# by hibi_kirakira | 2011-08-29 22:44 | book

装丁

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いわゆるタレント本のコーナーの中で、
ふと手にした山口智子さんの本。
中目黒に燕子花というお店を出していらして、
私はこのお店が好きでした。

きっとそのお店の空気が漂っているのだろうなぁと思ったのだけれど、
その本の装丁が実に実になんというか品格があって、
まさに「装丁買い」したいなぁと思っていたら、菊地敦己さんでした。

もう少し、本棚を拡張したら買いたい1冊です。
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# by hibi_kirakira | 2011-08-26 21:05 | book

晩夏の夜に

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生まれも育ちも東京なのに、まるで知らなかった東京音頭。
昨日、日比谷公園で初体験してきました。
年配の方から小さなこどもたちまで、輪になって盆踊りって
めいいっぱい楽しみました。
花火もいいけれど、盆踊りもゆるゆるしててよいです!

久々に着た浴衣。
涼やかな晩夏にはさらりと羽織れて、気持ちよかったなぁ。

その後はゆるりと新丸ビルのテラスへ。
キウイソーダのフロート!
普段炭酸を飲まないのだけれど、しっかり夏を噛みしめたくてこのチョイス。

今年は夏をたくさん味わっています。
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# by hibi_kirakira | 2011-08-21 11:21 | life

夏の金沢

久しぶりの金沢へ行ってきました。
おそらく国内旅行で最も行っている場所かもしれない金沢。
街のコンパクトさや、空気、ごはん、人。
どれをとっても、本当に大好きな土地です。

いつ行っても落ち着く21世紀美術館。
SANAAの建物は周りの空気を室内に取り込んでいて、光に素直に反応できます。
タレルの空には、わたしたちがいる間、飛行機が2度横切りました。

音は外の蝉の鳴き声。
凛然とした空気を曇天の中に一筋すっと通り抜けていく。
目をつぶる。
じっと暑さが肌を覆う。

こんなに時間を気にせず目を閉じたことは、最近ありません。
情報にピントを当てる難しさ。日常とは?

・・・

旅の目的はもうひとつ。
神戸でお世話になっていたMさんのお店に行くことでした。
さぞ素敵な空間を作っていらっしゃるのだろうなぁと思っていたら、
もうそれはそれは、、、。
なんだか言葉では掬いきれない魅力のあるものたちの集まりでした。
なんでこうも好きな人や空間やとりまくものは変わらないのでしょうか。http://gloini.net/

店主のMさんとのおしゃべりに夢中になったわたしたちは、
帰路につくまで、抹茶と涼やかな和菓子でまたおしゃべりして、
庭園を眺めていました。
それだけで贅沢。有り難い。感謝。
そんな旅の終わり方でした。
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# by hibi_kirakira | 2011-08-20 00:07 | travel

3331にて

久しぶりの3331 Arts Chiyodaに行ってきました。
http://www.3331.jp/

目的はTHE TOKYO ART BOOK FAIR 2011。
友人も出展していると聞いて、これはぜひ!と。
会場内にはいろんなクリエイションのパワーが満ちあふれていて、
暑さに重ねる熱気に包まれていました。

やはり紙とか印刷とか、そういうの全般が好きみたいです。
どきどきします。

同時に大好きなgrafのTROPEの展示会もしていて、
久しぶりのIさんにもお会いできました。
関西時代の私の心の拠り所と言っても過言ではないくらい、
grafの活動や空間、関わる人たちには感化されてきました。
そんな空間がトウキョウでも感じられるなんて!

いつか誰かと空間を共有するときには、
grafの家具やラグを使いたい!とまたしても思ってしまうのでした。


そして、共有とか共感とか、
そういう感覚を私は求めているのだなと
改めて思う1日でした。
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# by hibi_kirakira | 2011-07-18 20:20 | exhibition

夏至らしく

今日は、1年でいちばん日の長い夏至。
その名にふさわしく、
青空きらきら、太陽さんさんとした1日でした。

そんな日に出会った1冊。
私の生まれる1年前に出版された古書。
装丁が美しく、本棚に並べたいなぁと思って
手にしたのですが、
購入後、よくよく装丁者をみたら安野光雅さん。
わわわっと嬉しくなりました。
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谷川俊太郎さんの言葉たちには6歳のころから触れていて、
私の日本語の原点でもあります。
というのも、当時の担任の先生が谷川俊太郎さんに傾倒していらして、
国語の教科書よりも、谷川さんの詩集を題材に授業をしてくれていたのです。
ことばあそびの楽しさ、日本語のなめらかさ、艶、
そんなものがたくさん詰まっている谷川さんの作品たち。

それらがこんなに繊細な装丁に包まれているのが、
本当にすてきな1冊。

さて、そんな夏のはじまりです。
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# by hibi_kirakira | 2011-06-22 19:47 | book